玄関ドアは、家の顔とも言えます。
外壁塗装などで家が綺麗になると同時に、オススメなのが玄関ドアのリフォームです。
玄関ドアのリフォームでは、「ドアの取替」「カバー工法」「塗り替え」と大きく3つの方法があります。
今回は、短期間で実施できて、見た目も機能も最新にチェンジできるカバー工法をご紹介します!
- 最近、玄関が色褪せてきた
- もっとカッコ良いデザインに変えたい
- セキュリティを強化したい
- リモコンキーにしたいな〜
1dayの工事で、見た目も機能も最新にできる工事です。
玄関のカバー工法とは?
通常、玄関の改修工事は、外壁を剥がして、土間のコンクリートを剥がして・・・なんて、かなりの大掛かりな作業になります。
ですが、カバー工法は下記の写真の通りです。
既存のドア枠の上にアルミ製のドア枠を被せて、そこに新しいドアを吊り込む工法です。
これにより、外観も内観も新品同様になります。
カバー工法の設置方法
カバー工法は、最短で1日で完了できる「かんたん施工」の工事です。
工事の手順は上記の通り5つのステップで完了します。
- 古いドア枠の撤去
- 不要な枠や部材の取り外し
- 新しい枠の取り付け
- ドアの取り付け
- 仕上げ・調整
特殊な事態がなければ、1日で完了します。
カバー工法の特徴
カバー工法では、新築用の玄関ドアとほぼ同等の使用を導入することが出来ます。
- 手軽に「1DAYリフォーム」可能
- セキュリティ強化
- 玄関を明るく出来る(採光)
- 気持ち良い風を取り込める(採風)
- 玄関を暖かく(断熱)
- 電気錠に対応可能
玄関ドアを交換するとこれだけのことが改善できます。詳しく解説していきます。
最短1日で工事完了
通常の玄関丸ごと取り替え工事であれば、5日掛かる工事ですが、「カバー工法」であれば、最短1日で工事が完了します。
子供が学校へ行って、帰ってきたら工事完了している。。。笑
私の実家も、カバー工法で回収しました!30年前の木製のドアでしたが、1日で完了しました!
セキュリティ強化
昔のドアと違って、今のドアはセキュリティがかなり強化されています。
鍵の形状から、鎌錠・サムターンが外れるなど。
【鎌錠強化】
バールなどで、物理的にこじ開けられたり、ピッキングされづらい「3デッドボルト」です。
こじ開けに時間が掛かるので、泥棒に狙われにくくなります。
【ピッキング対策カギ】
ピッキングに時間掛かるので、泥棒も避けます。
【サムターン回し対応】
ガラスはもちろん防犯で割られづらいガラスが採用されています。
それに加えてサムターンが取れるんで、手では回せなくなります!
このように、最新の防犯対策が施されたドアに変更できます。
泥棒も、古いドアはターゲットにしても、新しいドアは面倒くさいことを知っています。
ターゲットとされづらい家になります!
明るくなる
玄関は、少し窓がついているだけで、随分明るくなるものです。
朝、出かける時、帰ってきた時に、玄関が明るいと、気分も明るくなります!玄関の採光はとても大切な要素です!
採光窓が大きく取られたデザインもたくさん用意されています。
様々なデザインに採光タイプが用意されているので、幅広いデザインから選択可能です。
もっと、「窓のないシンプルなデザインで対応したい」とか「もっと窓を大きくとりたい」と言った要望には
「欄間」上部採光、「袖ガラス」ドア横のガラスなどで、さらに面積を増やすことも可能です。
風が通る
玄関ドアの真ん中に、縦滑り窓がついた「通風機構付き」のタイプの設定があります。
これにより、玄関ドアをロックしたまま、窓を開けるように「風を取り込む」ことができます。
寝るときや、他の部屋で作業をしている時も、鍵を掛けたままなので安心です。
断熱構造
リフォーム用の窓でも、ご紹介しましたが、玄関も高断熱化が進んでいます。
カバー工法のドアでも、ご要望に応じて、断熱性の高いものを選択できます。
少し画像が荒く申し訳ありません。
左に行く程、断熱性が高い仕様です。枠に熱を伝え辛くする部材が入っていたり、ドア自体や断熱材の厚みが違っています。
また、採光のためにはまっているガラスも、1枚ガラスやペアガラス、など種類が異なっています。
もちろん断熱性能が高くなるに連れて、金額も高くなります。
玄関ドアだけ断熱性能を上げてもバランスが悪くなります。併せて、窓などの断熱強化も検討したいところです。
電気錠の対応が可能
「電気錠」ってご存知でしょうか?
- カード(シール)をかざして、鍵を開け閉め
- 「EDY」機能付きの携帯電話、をかざして鍵を開け閉め
- リモコンキーで開け閉め
※リフォーム用では、電池式となります
カードやシール、携帯電話を、所定の位置にかざすことで開け閉めできる機能とリモコンで開け閉めできる機能があります。
リモコンは、平たく言うと、車の「スマートキー」と同じです!
鍵のリモコンをポケットに入れておけば、玄関についているボタンを押すだけで、鍵の開け閉めができるシステムです。
- LIXIL社:リモコンタイプ、カードタイプを選択<
- YKKAP社:リモコン・カード・シールが併用可能
リモコンキーの部分では、YKKAP社に軍配ですね!
こんな感じで、リモコン・カード・シールキーを使い分けできます。
大人と子供で使い分け。
電気錠は恐いと言う意見もありますが、こんなメリットも。
- 通常の鍵:シリンダー毎、交換する必要がある
- 電気錠:登録したリモコンをリセットして、登録し直すだけ
※電気錠は一度リセットしてしまえば、同じ鍵でも使えなくなる。
見落としがちですが、電気錠は防犯対策や、お子様に持たせるのも安心の鍵なんです!
カバー工法のメリット
・工期の短さ:最短1日で完了するお手軽さです
・少ない業種で工事できる:特殊ケース以外は、サッシ屋さんの1業種のみで完了します
・価格が抑えられる:ドア自体の価格は高くなりますが、施工費と合わせると安価で済ませることができます。
カバー工法のデメリット
良い点ばかりのカバー工法に思えますが、デメリットもいくつかあります。
- 外壁側のドア枠が分厚くなる
- 段差ができる
- ドアがひと回り小さくなる
順に、細かく解説していきます。
ドア枠が分厚くなる
カバー工法では、元々のドア枠の上から新しい枠を被せるため、どうしても枠が太くなってしまいます。
イメージよりも、枠が太いと言う声はよく聞く話です。この部分は避けられないですね。
既存の枠のサイズによって、枠の幅は変わってきます。
この写真が一番分厚い枠のレベルです。
これは、なかなか太いですよね。
ただその分、カバー工法が様々な玄関に対応できると言うことです!
段差ができる・ひと回り小さくなる
基本的には、内部のタイルと玄関枠の部分で段差は出来てしまいます。
その段差を、緩和材などを使ってスロープ形状にすることで、つまづきにくくしています。
これは、どのメーカーでも共通です。
また上の図通り、枠の上からカバーするため、少し開口サイズは小さくなります。
メーカー表記で5cm程度のようです。
カバー工法の種類
カバー工法は、意外と色々な玄関に対応しています。
ざっくり、どんなものに対応しているのか見てみましょう!
玄関ドア→玄関ドア
玄関ドアから玄関ドアへ交換するパターンです。
元々あった、袖ガラスや欄間を撤去して、その分背の高い親子ドアを設置しています。
玄関引き戸
玄関引き戸を回収するパターンです。
こちらも、カバー工法で、欄間を撤去して背の高い玄関を設置しています。
玄関ドア→引き戸
こちらは、特殊で既存の玄関ドアを「片引き戸」へ交換するカバー工法です。
- 既存ドアの撤去
- 不要な枠や部材の取り外し
- 枠や上下レールの設置
- 額縁・内装の仕上げ
- ドアの設置
- 仕上げ
通常の玄関ドア、引き戸同士の交換とは3の部分が異なってきます。
※施工条件がシビアになりますので、専門業者に依頼して確認してもらいましょう!
業者選定は下記参照
勝手口
意外かも知れませんが、勝手口にもカバー工法の商品があります。
最近、ウイルス対策で重視されている、採風タイプの設定がありますので、ご要望が増えてきています。
こちらも、1日で工事完了できる「1DAYリフォーム」タイプです!
こんな人にオススメ
家の顔の玄関ドアを刷新できる工事です!
- 玄関ドアがボロボロなので、その部分だけ交換したい
- 外壁塗装のついでに、お手軽に見た目を良くしたい
- 余計な部分を壊したくない
- 時間を掛けたくない
「かんたんリフォーム」「1DAYリフォーム」と言うことで、お手軽工事が1番のポイントです。
まとめ
玄関のカバー工法は、お手軽に1日で完了できるリフォーム工事です。
枠が太くなったり、開口幅が狭くなったりとデメリットもありますが、見た目・機能共に最新式に交換できて、満足感の高いリフォーム工事です。
「家の外観をなんとかしたい!」
と言う方は、是非検討してみてください。
工事会社でお悩みの方は、下記も参照してください。