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リフォーム会社の違いと選び方

新築から10年・15年経って、そろそろ「塗り替え」とか「キッチン替えたいわ」、「収納が足りない」とリフォームを考える時期になります。安い方が良いけど、よく分からないリフォーム店は不安という方に、リフォーム会社の選び方を紹介します!

結論

「建ててもらった会社に頼む!」
 

構造に関わる大掛かりな工事は特にですが、建てた会社が一番、その家のことを熟知しているし、近隣住民のことも分かっているし、長期的にみても安心して任せれらることは間違いないです。

ただ、トイレを変えるだけ!とか言う場合は、あんまり関係ないです。

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運営母体のしっかりした比較サイトを使うことで、一定の条件をクリアした業者に絞ることができます。評価制度がしっかりしているため、いい加減な工事をすると紹介して貰えなくなるので、しっかり対応してくれるよ!

場面別に見ていきましょう(^^)/

リフォーム工事の種類

ざっくり、リフォームを規模別に分類してみます。

①修理:これはリフォーム(?)と言うのもありますが、メンテナンス+αくらいの工事です。トイレの便座の取替とか、水栓の交換とかまでです。

②修繕:これは入替レベルのものです。ユニットバスやキッチンの取替、外壁塗装、白アリ駆除などのものです。

③リノベーション:これは、間取変更などを伴う大掛かりな工事です。一時期流行った「劇的ビフォーア〇タ~」みたいなやつですね。

細かいことは無視して、大きく3つの分類に分けて、この分類毎に、業者毎の得意不得意が出てきます。

正直②③は、建てた工務店に任せるのが良いと思います。③は間違いなしです。

価格や過去にトラブルが・・・など、その他の面の考慮も必要ですので、信頼関係がある工務店で継続的なお付き合いがあるならということです。

業態別のリフォーム会社

①訪問販売系:チラシを投函したり、テレアポ、飛び込みなど、色々なやり方があります。一時期ブームになった「オール電化」や「太陽光」「塗装」などの飛び込み営業のイメージです。価格は安いですが、安心感に欠けたり、工事がいい加減だったりで、訴訟を抱えているなんてケースもあります。1年後には会社自体が無くなっているなんて悪徳業者も多くいます。もちろん、まともな会社さんもあります。「安かろう、悪かろうです」

②大手ハウスメーカーリフォーム:これは信頼の大手ハウスメーカーが運営するリフォーム会社です。基本的には、自社のOB施主のフォローを目的としていますが、「新築そっくりさん」などは、新規のお客さんを狙った定額制(坪単価)の大型リフォームを提案しています。ブランドの安心感がありますが、工事は下請けの工事店や大工に丸投げが多く、広告料と相まって、コストが高いです。新築と同じです!

③建築設計事務所:建築家の先生!です。オシャレな空間やこだわりの空間を提案してくれます。(それが売りなので、当たり前ですが)ただ、工事自体は下請けの工務店に丸投げで、設計料・管理料を取りますので、工事費用+αの価格が掛かりますので、割高になるのは間違いないです。こだわりが強く、他とは違うデザインが良いという方にオススメです。最近では、一般の工務店さんでもオシャレなデザインをする会社もありますので、施工例をチェックするのも良いかも知れません。

④工務店:自宅を建ててくれた工務店だけではなく、自社のOB客以外にもリフォーム提案をしている工務店も増えています。新築が減って行っているので、積極的にリフォームに取り組む工務店が増えています。新築してから一度も来たことないのでに、最近突然来るようになった!っていう会社は、新築が陰っているのかもしれません(笑)自社で協力業者を抱えている(1次下請)の工務店ならでは、安価で確かな施工をしてくれる点がメリットです。自宅を建ててくれた工務店が家について熟知してくれているので、一番安心です。ただ、建てっぱなしや建築後一度も来ないような工務店であれば、違う工務店に図面を見せて頼むのが良いかもしれません。

⑤専門業者系:水道屋、塗装屋、ガス屋、電気屋・・・などです。それぞれの専門分野を持っており、その部分の工事については、安価でしっかりとした工事をしてくれます。工務店などは、ここに下請けに出しています! 専門分野以外の工事提案をしている業者さんも増えて来ていますが、その部分は工務店や他の専門業者に投げる形になるので、この業態に頼む意味はないかもしれません。ただ、「(ガス屋)ガス機器の交換に伴うキッチンの入替」「(水道屋)トイレやお風呂の入替」などの、専門工事に付随する工事については、たくさん実施しているので、安心して任せられると思います。

⑥大手量販店系:ホームセンターや家電量販店などです。ここの特徴は、圧倒的な物量での物の値段の安さです!ただ、工事については下請け工務店や、専門業者に丸投げになりますので、管理費や工事費は、決して安くありません。 そして、店舗窓口の担当者は、何も知らなかったりします。「気軽に行けるお店」で「見かけの商材が安い」、「現物も置いてある」「大手なので安心」ということで、圧倒的にリフォーム工事の受注をしている業態です。

大枠で6つの業態に分類してみましたが、やはり気軽に頼める先が伸びているということです。この記事の読者さんもそうですが、どこに頼んで良いか分からない!が一番の問題ですね!

【業態毎の特徴まとめ】

業態メリットデメリット
訪問販売系・安い
・二の足を踏んでいたリフォームを推し進めてくれる
・業者によっては、信頼出来ない
・先々の保証に不安
大手ハウスメーカー
リフォーム
・何と言っても安心
・様々なリフォームに対応
・高い
・結局、丸投げ
建築設計事務所・オシャレ
・こだわりの空間を提案
・設計、管理料が掛かる
・下請けの工務店が施工
工務店・ビルダー・建てた工務店なら、自宅のことを熟知している
・割と安価に対応できる
・知らない工務店の場合は、不安
・規模によっては、倒産リスク
専門業者系・専門分野は安い
・専門分野は詳しい
・専門分野買いは、高い
・専門外分野は、丸投げ
大手量販店系・商品は安い
・DIYなら圧倒的に安い
・施工・工事費は高い
・結局、丸投げ
・窓口が素人だったりすることも

業態毎に、良い点・悪い点があります。これにインターネット業者と言うのも出てきます。ただ、工事が伴う業種において、ネットから購入する場合は工事なしの商品のみを購入することをおすすめします。

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運営母体のしっかりした比較サイトを使うことで、一定の条件をクリアした業者に絞ることができます。評価制度がしっかりしているため、いい加減な工事をすると紹介して貰えなくなるので、しっかり対応してくれるよ!

オススメの業態は?

リフォームを考える場合に、重視するポイントがあると思います。ポイントは人によって違うと思いますが、「いくらお金が掛かっても構わない!しっかり、かっこよく、快適にしてくれ!!」という人は少ないでしょう(笑)

なので、工事の内容・コスト・安心感などのバランスを考える必要があります。

工事内容別に見ていきましょう!

修理

これは、建てた業者に依頼しましょう!

新築から、定期点検が1ヵ月、半年、1年、3年、5年、10年と決まっていると思います。これは工務店毎にスパンは違いますので、確認して下さい。クロスの補修や簡単なものについては、基本的に無償で対応してくれます。

頼んだ業者以外に頼んでしまうと、有料になるケースが多いです

また、メーカー品(コンロ・トイレ・照明・・・)などはこの期間を待たずに依頼して下さい。だいたい保証は2年、電気製品は1年になりますので、待っている間に保証期間が切れてしまいます!

 

【建てた工務店と付き合いがない場合】

  • ・メーカーのメンテナンス窓口
  • ・出入りのプロパンガス屋、電気屋さん
  • ・メーカーやガス・電気会社のショールーム

こういった業者に相談するのが良いと思います。その他、意外とメーカーやガス屋・電気屋さんのショールームで相談しても業者を紹介してくれます。いずれも有料になりますが、メーカーや地元で仕事をし続けている業者になるので、安心した対応をしてくれます。

メーカーの商品は保証期間内は無償対応もあります。下記記事を参照して下さい。

水回りのメーカー保証期間

修繕・リフォーム

これは、工事が伴うものです。

工事が伴う分、安心感、コスト、保証と気になるところ!リフォーム箇所ごとにオススメは変わります。

①水回りの入替工事

価格重視なら、大手量販店

水回りの入替程度であれば、そんなに技術は必要ありません。特にトイレの入替やキッチンの入替程度であれば、そんなに問題が起こることは少ないです。価格が安く、保証制度がしっかりしている量販店が良いかも知れません。

品質重視・少し古い家なら、専門業者系

水回りの入替の中でも、20年も30年も経って住宅では、配管の老朽化や不測の事態が起こっている可能性があります。その分野の専門に任せる方が安心の施工をしてもらえます。

 

②外壁の塗り替え・屋根の吹き替え

これは、100%専門業者に依頼して下さい。どこに依頼しても、マージンが上乗せされて、最終的に外壁屋さんに依頼が行きます!

どこに依頼して良いか分からない方に向けて、一斉比較見積の取得サービスなどもあります。車検の一括見積と同じイメージです。一定の条件をクリアした業者が集まっていますので、その中で価格比較を実施することが出来ます。住宅カウンター商売と同じで、一定額のマージンが発生しますが、特に一般の方では、判別のつかない専門業者をより分けることが出来ます。


③その他内装リフォームなど

フローリングの張替やクロスの張替などです。こちらは、単品で実施することは少ないと思います。また、価格もそこまで大きく異なるものではありません。ですので、キッチンフローリングならキッチンの取替を依頼するところ、トイレのクロスであれば、トイレを依頼するところへの依頼で良いかと思います。それ以上の工事については、これから紹介するもう少し大掛かりな工事と同じで良いと思います。

リノベーション

こちらは、間取り変更を伴う大掛かりな工事がメインとなります。はっきりした定義はありません。

  • ・壁を剥がして、断熱材を入れ替える
  • ・キッチンとリビングをぶち抜いてLDK空間を作る
  • ・2階を壊して減築
  • ・和室を壊して、洋室に
  • ・押し入れを壊して、トイレに変更

まあ、考え出すと一杯ありますが、これらを組み合わせて高額になる工事かと思います。

「スケルトン工事」って、骨組みだけを残して、残りは全てやり替えるなんて工事まで、全てリノベーション範疇になります。

 

この工事のオススメは、絶対に建てた工務店!

構造や図面を全て持っているからです。図面に表れていない配管経路やダクト位置など、知っている担当者が残っている可能性もあります。まだ、存続していて、過去にトラブルがないのであれば、当時の工務店が良いです。

ただ、リノベーションを実施しようという家は、築後長年経過しているケースが多く、当時の工務店・大工と付き合いがなかったり、とっくに廃業していることも多々あると思います!

その場合は、

  1. 建てた工務店
  2. 安心できる工務店(建てた以外の)
  3. 建築設計事務所

の順番がよいと思います。1.はこれまで言い続けている工務店、2.は、やはり家1軒建てられるノウハウを持っている工務店が良いと思います。3.建築設計事務所は、有資格者であり安心出来ますが、+αのコストが掛かるので3番目です。

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運営母体のしっかりした比較サイトを使うことで、一定の条件をクリアした業者に絞ることができます。評価制度がしっかりしているため、いい加減な工事をすると紹介して貰えなくなるので、しっかり対応してくれるよ!

って、なりますよね・・・

  • ・地元で昔から続けている工務店
  • ・近所の家が、新築した工務店
  • ・TOTO、LIXILなどのメーカーのショールームで紹介

こんな感じで探すと、安心できる工務店が見つかると思います。

地元で長くやっている工務店さんは信頼と実績を積み上げるために頑張っています。そのため、一番安いとは言いませんが、それよりも大切な誠実な対応をしてくれると思います。

また、知り合いが建てた工務店は気軽に話が聞けると思うので相談してみるのもありです。相談料をくれたりします。

ショールームでの紹介は、各メーカーの会員組織に入っている工務店があります。そこの工務店を紹介してくれます。会員組織に入るために、一定の条件をクリアしていますし、苦情が多いと紹介してもらえなくなるので、無茶はしないと思います。

ただ、このやり方ですと、相見積など取るのが、面倒だったり・難しいというデメリットもあります。

一括見積の活用

知っているところに頼む、ツテのあるところに頼むというのが一番良いです。ですが、頻繁に家を建てたり、リフォームしたりすることはなく、ツテがない人が圧倒的に多いと思いますので、車検や保険などと同様に一括見積を活用して業者を探してみるのもありです。

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運営母体のしっかりした比較サイトを使うことで、一定の条件をクリアした業者に絞ることができます。評価制度がしっかりしているため、いい加減な工事をすると紹介して貰えなくなるので、しっかり対応してくれるよ!

①ホームプロ

■利用者数No.1の住宅リフォーム会社紹介サイト!
•お名前を伏せた状態で、希望の内容・地域に対応可能なリフォーム会社を複数ご紹介(無料)。
•厳選した加盟リフォーム会社様は現在約1200社。利用者様の評価も加味しています。
•すでに70万人以上が利用。住宅リフォームポータルサイトランキング10年連続利用者数 No.1!
(2019年2月リフォーム産業新聞社)
•リクルートホールディングス、オージーキャピタル(大阪ガス100%出資)、NTT西日本、NTT東日本の4社が出資する「株式会社ホームプロ」が運営。

ホームプロ

と、安心運営母体の紹介サイトです。匿名での依頼も可能ですので、安心して利用できるのも、ポイントです!

ホームプロ

 

②リショップナビ

■東証一部上場の会社ですので、安心して依頼できますよ!
・特徴は、カスタマーサポートがしっかりしているところです。お客様の要望を伺って要望にある業者を紹介してくれます。

・もちろん厳しい加盟要件を満たした会社のみ、紹介になりますので安心して任せることが出来ます。

・施工事例もいっぱい掲載されていますので、参考になりますね。

キッチン

こちらから依頼し見て下さい。

こういった紹介会社の場合では、しっかりとした管理がされていますので、強引に加入されるとか、一度連絡するとしつこくされる、といったケースはほとんどないです。定期的なイベント案内メールやDM程度ですので、安心して活用してもらえればと思います。

洗面所

まとめ

やはり、建ててもらった工務店に見てもらうのが一番費用的にも、技術的にも安心できると思います。

ただ、付き合いのない家の方が圧倒的に多いというのが現状です。

安くないリフォームを実施する際に、上記を参考にして頂き、失敗のない業者選びのお役に立てればと思います。

ABOUT ME
リクやん
最近、家を新築した38歳の3児のオヤジです。住宅関連業界に務める私が、仕事を離れて、自由なことを書いています!!普段、仕事では言えない、本音や私見、偏見タップリです( ̄▽ ̄) 家のプランニングやメンテナンス、暮らしに関する情報を、新築した実体験も交えてプロの視点で発信しています。その他、ビジネス関連やバスケットボール関係の商品レビューもアップしています。
リフォームは必ず相見積もりをとりましょう!

リフォーム工事は、新築工事と違い一定の基準がありません。その家ごと、依頼する業者毎に工事の提案や内容がことなります。特に、適性価格と言う物が分かりにくいものです。

リフォーム依頼の場合は、必ず3社以上の見積もりをとりましょう!

 

価格だけに拘り過ぎることは、工事の質を落とすことに繋がりかねませんが、複数社を比較することで適正な価格や、より良い提案を発見できることが多くあります。

また、既に業者が決まっている場合でも、相見積もりをとることで、金額を抑えることが出来ます。(過度の値引き要求は品質・今後の関係に響くので、注意しましょう)

【おすすめ一括見積サイトの紹介記事】