こんにちは、リクやんです。
今回はキッチンの天板です。
新築の水回りを検討する時に一番こだわる部分は、キッチンの方が多いのではないかと思います。
我が家もご多分に漏れず、キッチンに一番こだわり、一番お金を掛けました。
LDKのど真ん中に鎮座するため、見た目がカッコ良くて、綺麗に保てるものがいいですよね!?
そんな中で、採用したのがセラミックトップキッチンです。
良いところはメーカーのHPなどで多数ご紹介があるかと思いますので、デメリットも含めてご紹介をして行きたいと思います。
セラミックトップとは??
キッチンの天板と調べるとステンレス・人造大理石・高圧メラミンなどの素材がありました。
それ以外に最新の素材として、セラミックトップが紹介されていました。
焼き物の一枚天板で、平たく言うと「でっかいタイル」がキッチンに乗っかっている感じです。
お家を検討する際に、外壁でサイディング・塗り壁・タイルなどを紹介されると思いますが、外装に使われる丈夫な素材で出来たキッチンの天板というイメージです。
セラミックトップの良いところ。(メリット)
本物の素材感
見た目です。
陶磁器などの素材感と同じで、高級感の漂う独特の雰囲気を持っています。
ステンレスの無機質な感じや、人造大理石のプラスチックっぽいような安っぽさとは全く違った質感です。
人造大理石のような、ポップなカラーは出せないようなので、可愛さを求める方には合わない素材だとは思いますが、素材感を生かした無垢を多用したお家や、ビンテージっぽいおうちにはピッタリだと思います。
傷に強い!
外壁に使われるタイルと同じ素材です。外に使われる素材ですので、傷は付きにくいです。
ショールームでご紹介頂いた時やカタログなどにも記載もありますが、実際にまな板なしでフルーツなどを包丁で切ってみましたが、全く傷が付きません。
むしろ、包丁の刃が心配です。実際に食材を直に置かずに、キッチンペーパーなどを引いて切る様にしています。刃が溢れました。
お掃除に関しても、ガシガシ洗って大丈夫です。
クレンザーや金タワシを使っても、全く傷つかないです。まあ、汚れ染み込まないので、そんな必要もありません。
汚れが付きにくい、掃除がし易い。劣化もしない!
先程から、外壁外壁とご紹介していますが、家の外壁タイルを紹介される時に、メンテナンスフリーだと紹介されませんでしたか??
その素材が家の中に使われているということで、醤油やソース・ケチャップなどこぼしても全く染み込みません。さっと拭けば取れます。
人造大理石だと放置しすぎると、しみ込んだりすることがありますが、セラミックは全くもって大丈夫です。醤油やらなんやら、放っておいても大丈夫です!
また、タイルと同じで劣化もしません。
実際に使用し始めて1年半経ちましたが、全く問題なしです。太陽の光当たってますが、良いと思います!
窓のないキッチンはないと思います。そう言う意味では、劣化しないというのは大切です。
実家のキッチンは、太陽が当たるところだけ、黄ばんでます・・・
熱に強い!!
一般的にステンレスは素材が丈夫な分薄い。
その為、熱いものを載せると裏に入っている下地の木が痛むらしいです。
次に、人造大理石は大理石となはなっていますが、アクリルやポリエステルの樹脂が原料ですので、茶色く変色したり、割れたりしてしまいます。
その点、セラミックトップであれば、素材自体が割れたり、変色したりすることはありません。
ショールームの方に伺うと、裏に補強が入っているのは同じなので、短時間であれば問題はないが、長時間置くのは良くないとのことでした。
仮置きくらいの時間であれば問題なさそうです。
調理中の鍋のフタや、調理後の鍋などを仮置きで使ってますが、とても便利出し、なんの問題もなく使えています。
https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/richelle/parts/parts03.htm
LIXIL ホームページ
セラミックトップの悪いところ(デメリット)
今のところ、「セラミックトップにするんじゃなかった〜!!」という程の悪いところはありません。標準仕様から35万円近くも高い金額を出して購入しているので、あったら悲しいですが・・・、今のところ大丈夫です!
ですので、気になる部分をご紹介して行きます。
お値段が高い
なんと言ってもこれ!!金額が高くなってしまいます。
我が家もお金持ちではないので、かなり迷いました。
ハウスメーカーや工務店にもよると思うのですが、私がお願いした工務店さんでは標準仕様があり、そこからの差額が50万円以上発生しました。
定価の差額とほとんど変わらないという感じでした。
もう少し、リーズナブルであれば、もっと売れると思うんですがね・・・
硬いのは良いが、食器が怖い。
硬くて傷が付きにくいという点が売りのセラミックトップですが、実際に使ってみると良いところばかりではなく、コップや食器を置く時に、「カンっ」という音がします。
天板ではなく食器が割れるのではないかとドキドキします。
実際に人造大理石やステンならある程度の柔軟性があると思うので、破れないところが、セラミックなら割れたり・欠けたりするのではないかと思います。
硬くて重いものを、角に落とすと割れる。
これは、取説などに記載がありました。我が家では、割れていませんが・・・。
ある程度の重さのものを落としても大丈夫なような設計にはなっているそうですが、角やシンクの継ぎ目、コンロの端の部分などの弱い部分に当たると割れる可能性があるそうです。
(追記)
我が家も、1箇所軽いヒビが入りました・・・子供が、STAUBのホーロー鍋をぶつけました。。。
実際の傷の大きさは1.5cm位です。
まあ、仕方ないです。
日々は小さく、広がってもいないので、様子を見ます。最悪、火災保険で修理出来るので、また様子を報告しますね!
まとめ
ステンレス・人造大理石の特徴も含めて、セラミックトップのメリット、デメリットを纏めてみました。以前のアパートではステンレスのキッチン、実家は人造大理石、現在の我が家がセラミックトップと3素材とも使用してきましたので、その経験も踏まえての評価です。
メリット | デメリット | |
ステンレス | ・シンクと天板の継ぎ目がない。 ・お手入れがしやすい。 ・使い込むと傷が馴染んでいく。 | ・見た目が地味。シルバーのみ。 ・手垢が目立ち易い。 ・細かい傷が付く。 |
人造大理石 | ・見た目が華やか。色が選べる。 ・シンクも人大にすると継ぎ目無しにできる。 | ・傷がつき易い。目立つ(白が多いため) ・色が染み込んだりする。 ・熱いものを置くと割れる。変色する。 |
セラミック | ・傷がつかない。 ・汚れが染み込まない。 ・熱に強い。 | ・ガラスなどがブツかると割れる。 ・傷は付かないが、割れる可能性はある。 ・高い。 |
結論
お金が回せるのであれば、是非採用すべきだと思います。
ご紹介させて頂いた、メリット・デメリットを見ていただければ、圧倒的にメリットの方が多いですし、我が家は採用してよかったと奥さんも高評価です。
見た目とお手入れを両立した特徴はLDK空間に求めたものを十分に満たしてくれたと思います。もちろん、掃除はしないとダメです!!
我が家は水回りをLIXILさんの製品でまとめてありますので、リシェルのセラミックトップを採用していますが、クリナップ さんやナスラックさんにもセラミックの天板が存在するそうです。ヨーロッパでは、結構普及しているなんてお話も聞きます。
メーカー毎の違いは、カラーや表面処理の違いなどで、根本的な素材は変わらないようです。ご検討してみてはいかがでしょうか?
この記事が皆さんの参考になれば幸いです!