今回は、IHヒーターのグリルに注目、Panasonicの『ラクッキングリル』とHITACHIの『ラク旨グリル』を比べて解説します。
名前もそっくり、トレー付きのグリルでお掃除が楽というPRも同じ。。。どっちでも同じじゃん!と思われがちですが、細かく見ていくと各社特徴があり、はっきりと違いがあります。
細かいデータではなく、私が実演等で体感したことを交えて記事にしたいと思います。
- グリルの付属物
- 清掃性
- 調理性能
- その他
LED庫内灯だから、調理中の様子が確認しやすく、お手入れ時も奥まで見やすくなりました。
油が落ちやすいフッ素加工。台所用洗剤(中性)を薄めて洗ってください。
深さのある「ラク旨グリル」と「ラク旨オーブン」が、調理中の油の飛び跳ねをしっかりガードします。グリル調理後も、オーブン調理後も、庫内はきれいなままです。
※ニオイが気になったときは、クリーニングで庫内を高温にして乾燥させれば、ニオイを軽減。
ラク旨グリルには、蓋は使えません。オーブンは調理するものによって蓋を使えます。
上の写真は秋刀魚100匹を焼いた後のグリルの汚れ具合を比較したものらしいです。
グリルのプレート自体は深く設計されていますが、ここまで油が飛ばないものなのでしょうか?
蓋はないので、確実に天面には油が跳ねると思われます。
日立に問い合わせをすると天面には若干跳ねるという回答がありました。
HITACHIは、庫内に従来通りの凹凸はありますが、極力油はねを抑えることで、庫内を汚れないように工夫しています。
調理性能
ラクッキングリル
庫内の高さが高いため、大物調理や鍋をそのまま入れるという荒技もOK!
業界最高※2の有効庫内高さ※3101mmだから、高さのある食材も可能に。
※2 国内市場200V家庭用IHクッキングヒーターにおいて(2018年9月1日現在)
※3 グリルで使える鍋を使う場合。底面から天井面までの高さ(Xシリーズ)
鍋を直接グリルに入れておまかせ調理。
パナソニックの調理の特徴は平面で大きな庫内ということのようです。
大きな具材の調理や上のコンロで調理していたものをそのままグリルに入れるなど、作業効率を
あげる工夫がされています。
反面、その他の深型のグリルなどは別売り。これが2万円以上となかなかの高額。
商売上手のパナソニックっぽい戦略ですね・・・
ラク旨グリル
一方で日立はラク旨グリルとオーブンを使い分けることで、焼く・煮る・蒸す・温めるといった様々な調理に対応が可能となっています。(オーブンは一部機種は未対応)
細かいところですが、冷凍の魚を解凍することなくそのまま焼けたり、オーブンを使えば無水調理などにも対応しています。バリエーションでは、日立に軍配が上がるかなと思います。
- 清掃性では、若干パナソニックに軍配!
パナは庫内が汚れることを前提に掃除しやすくしている感じ。日立は庫内が汚れないように工夫している。ただ凹凸はあるし、どうしても汚れることを考えると・・・ - 調理性能では甲乙つけ難い!
調理性は各社特徴があり、甲乙つけられない感じ。幅広い調理に対応している日立ではあるが、高価格帯の商品でなければ、オーブンは付かない・・ - その他機能は日立が圧倒!
最後に紹介した、臭い・安心機能では日立にしかない機能。それでいて効果が実感できるものになっていた!
上記から、どの部分を重視するかによって選択するメーカーは変わってくると思います。
どちらも、考え方に差はあるものの工夫されている。
IHヒーターはグリルが一番汚れやすいと思い、グリルに着目して記事にしてみました。また、機会をみてIHの他の部分についても書いていきたいと思います。
この記事を参考に、ご自分が重視されるポイントを是非ショールームなどのイベントに参加して実際に触れてみることをオススメします!!