これまで何点か、新築で失敗について書いてきましたが、そろそろ良かった点も書いて行きたいと思います。
普段の生活で一番長い事いるのはリビングだと思います。我が家はそこに無垢のフローリングを採用しました。因みに樹種は「オーク」楢材です。自然塗料仕上げ!
その良さ・悪さを語って行きたいと思います。
オークは広葉樹になり、針葉樹に比べて硬いぶん傷が付きにくいですが、暖かみは針葉樹の方があるそうです。広葉樹の代表がオークやウォルナットなど、針葉樹の代表が杉・檜です。
良い点
我が家では、金銭面からリビングのみ「無垢のオークフローリング」その他の部屋・廊下は工業製品のシート材のフローリングを採用しています。
暖かい
冬場に裸足でリビングから廊下に出ると、足の裏の温度が明らかに違います。ドアを開けっ放しにしていても、違いますので、室温の関係で冷たいのではないと思います。
まあ、こんなもので正確な温度差なんて出ないと思いますが、物の1分位で温度に変化が現れました。距離にして15cm程度の場所ですが、1度程度の違いが簡単に出ます。もちろんその程度の距離ですので、室温差はありません。
違いを理解して頂きたいと思い測ってみましたが、体感ではもっと違います。
気持ち良い
足触りが違います。最近のシート材のフローリングは、サラッとした触感になってきているようですが、やはり本物とは違います。素足で生活した時に気持ち良いですし、夏場裸足で歩いてもベタベタする感覚はかなり無くなります。
なんなら、靴下を履いていても感覚に違いがあります。
カッコ良い
シート材の床に比べてやはり本物の質感はカッコ良いです。我が家は、16畳程度のリビングの狭い面積だけだったので、奮発して「幅広タイプ」にしました。狭いものよりも少しスタイリッシュになりました。
また、流行りを追いかけたデザインではなく、昔からあるオーク材なので、今も流行っていますが、10年後古臭いというイメージにもならないと思います。(自己満込みですが・・)
無垢オーク シート材
悪い点
湿気や乾燥に影響される
元々、工務店さんより説明を受けていたので、特に気にしていませんが、夏前に施工してもらいましたので、冬場になった今、板と板の間に結構な隙間が開いている部分があります。
と言っても、2箇所くらいだけです。
上の写真は我が家の現在の写真です。
この開きが気になる方は、絶対にやめた方が良いです。家の立地や生活環境など湿気と乾燥の具合にもよると思いますが、起こる可能性は十分にあるそうです。
シート材の合板のフローリングの方でも、絶対に起こらないという事は無いそうですが、我が家のシート材のフローリングは全く目地は開いていません。
傷は付きやすい
やはり本物の木ですので、傷や凹みはすぐに付きます。
ただ、良い意味での誤算で、木目がそこそこ粗い樹種ですので、意外と傷が目立ちません。
下の写真で、凹みがあるのですが分かりますか??
木目が濃く、節も所々にあるので、肉眼で見ても遠くからだとほとんど分かりません。
場所を知っているので分かりますが、初見の方は、言われないと気づかないレベルです。
正解は↓です。
という事で、悪い点ではありますが、覚悟はしていましたし、思ったより良かったです。
ただ、お湯とか蒸気では直りません・・・
値段が高い
家をカッコ良くしたり、便利にしたりする場合に、常につきまとってくる事ですが、価格は上がります。我が家では、合板のシート材と比べて、15畳程度で11万円くらい追加になったと思います。
手入れが必要
まだ、一度も手入れしていないです。
今のところ、年一回もいらないんじゃ無いかなと思いますが、面倒だという人はやめた方がいいかも知れませんね。昔のようにワックスを掛けると、テカっテカになって意味が無くなってしまいます。別記事でご紹介している蜜蝋のようなもので手入れしようと思っています。ワックスなどに比べて、扱いはかなり楽でしたよ!!
まとめ
私にとっては、良い点の方が大きく、悪い点を補って余りある位です。
価値観は人それぞれで、細かい点が気になる方やメンテナンスが嫌いな方にはお勧めできません。ですが、その質感や触感などは最高に良いです。
針葉樹の方がさらに良いらしいですが、傷が目立ちすぎる事と、デザインが好みでなかったので、オークにしました。
是非、ご検討の一助にして頂ければと思います。