サイトアイコン 『リクやん』お役立ブログ

造作本棚のワックス掛け!! (未晒し蜜ロウワックス)

無垢材本棚をワックスがけ!

お気に入りの本棚・・・無垢の無塗装でシミに・・・

こんにちは!!『リクやん』です。

今日は、お気に入り、大工さんお手製(造作の)本棚にワックスを掛けてみました。

無塗装のタモの無垢集成材で作って頂きました。マットな質感とライトな色合いが気に入っていたのですが、コップを置くと輪っかのシミが・・・。と言うことで、色は濃く光沢が出てしまいますが、ワックス掛けで最低限の防水をすることを決心しました!!

因みに、無塗装の無垢材に水を垂らすと

このまま放置すると、シミになります。人間も木材も素肌は弱いんですね・・・
影で見づらくてすいません。

調べるてみると、ウレタン塗装とオイル・ワックス塗装の大きく2種類の塗装がありました。 

【ウレタン塗装】

木材の表面に薄い塗膜を形成して、保護するタイプでアパートやマンションのフローリングによく使われいるテカテカした床のイメージです。表面がしっかりとコーティングされ、水や汚れに強いことが特徴ですが、無垢材に塗る場合はせっかくの肌触りが無くなってしまうと言う欠点が挙げられます。また、傷がついた場合のメンテナンスは削り落として再塗装と中々大変です。

【ワックス塗装・オイル塗装】

ウレタン表面に膜を作るのに対して、ワックスやオイル塗装はオイルやワックスが木材に浸透していく(含浸塗装)と呼ばれ、木材の表面を乾燥や湿気などから保護しつつ、木の質感や肌触りを残すことが出来る塗装です。塗膜は形成しませんので、保護力としてはウレタン塗装には劣りますが折角の無垢材の質感を生かしたい、肌触りを楽しみたいと言う方はワックス塗装がお勧めです。

今回の採用商品はこちら!!↓

未晒し蜜ロウワックス!

(有)小川耕太郎 ∞ 百合子社さんの未晒し蜜蝋ワックスです。

選定の理由は、我が家には1歳の息子がいるので、何でも口に入れるし、机や棚にかじりついていることが良くあります。このワックスは、オール自然素材だけで作った無漂白ワックスと言うことで『舐めても安心!』が一番の理由です。エゴマ油と国産の蜜ロウだけを使用した環境にも人体にも優しいワックスです。

あと、出来るだけ色やツヤが出にくいタイプで探しました!元の色艶がお気に入りだったので!!

まずは、使うものの準備です。
と言っても、大したものは必要ありません。

蜜ロウワックス、スプーン、カーワックス用スポンジ、キッチンペーパー、サンドペーパー

①スポンジ、カーワックス用のが良いとなってました。たまたま家にありましたが、台所用のスポンジでも問題ないです。材質一緒ですから。要はワックスが塗り伸ばすことが出来ればOKです。
②表面のケバやササクレを取るためにサンドペーパー(今回はブロックタイプのもの)
③ワックスを取るスプーン
④仕上げ用にキッチンペーパーを用意しました。本当はウエスなどの布の方が綺麗に拭き取れるようですが、汚していいものがないと言われたので代用しました。

早速、作業開始

『手順1』
無垢の板をそのまま貼ってあるので、表面が多少ザラザラしています。
そこをサンドペーパーを使ってサラサラにします!だいたいですが・・・笑

サンドペーパーでゴシゴシ・・・こんなもんでいっかと言う感じです・・・

『作業2』
削って出た木粉は綺麗に除去します。そしたら、蜜蝋ワックスの出番です。
開けると、中身はこんな感じです。使った後に撮ったので、減ってますが・・・

蜜ロウワックスAタイプ。開けるとこんな感じのバター状

蜜ロウワックスには、AタイプとCタイプとがあります。
Aタイプはバター状、Cタイプはマーガリン状と言うことで、硬さが違うようです。
つまり、塗り広げられる面積や使いやすい樹種が違うと言うことになりますね。
私は、ホームセンターで購入したためAタイプしか売っていませんでしたので、強制的にAタイプとなりました。まさにバター状で少し硬い感じです。

スプーンですくってみました。

今10月、まだ暖かいから柔らかい感じはします。冬になったら硬くなりそうな気がしますね。

スプーンですくったものを、スポンジにつけて伸ばしてみました。
結構硬めで伸び辛いですね。Cタイプの方が扱いやすいかも知れません。

【Aタイプ】バター状
無塗装or自然塗料仕上げの無垢材・集成材・ベニヤ・合板・コルクタイル・桐材
蜜ロウワックス1Lに対する塗布面積はCタイプよりも若干少ない面積
桐:約50平米、コルクタイル・MDF:約50平米、ベニヤ:約30平米

【Cタイプ】マーガリン状
無塗装or自然塗料仕上げの無垢材・集成材
蜜ロウワックス1Lに対する塗布面積
杉:約60平米、ヒノキ・パイン:約90平米、広葉樹:約100平米、竹・藤:約90平米
                             ※製造元ホームページより

今回の私の用途だと、Cタイプが正解だったようです・・・
まあ、少し伸ばしにくいだけで、問題はないでしょう!!と言うことで塗っていきます。

違いがわかるように半分半分で塗ってみました。

思ったよりも伸びました。バター状ながらもしっかり伸びて、先ほどスポンジにつけた量で棚
2m×30cmくらいは伸ばせました。

で、余分なワックスをキッチンペーパーで拭き取っていきます。

余分なワックスをキッチンペーパーで拭き取ります。ウエスの方が効率的に拭き取れると思います。

で、半日〜1日放置して完成です!!

2時間くらい放置していると綺麗に塗り分けたはずの境目部分が滲んできました!!
これが、含浸塗料と言われる所以ですね!?しっかり染み込んでいってます!

効果を検証!!

水を垂らして見ました!

見事に水を弾くようになりました!!!!

右が塗ったところ、左が塗っていないところ


蜜ロウワックスを塗っていないところは、一気に染み込んでしまいますが、塗ったところは水を弾いて水滴のようになっています。

【結論】
効果としては、水を適度に弾くようになり水染みにならなくなりました。長期間放置するのは、よくなさそうですが、無塗装の時のように数秒で染み込んでしまうことはなく。コップなども気にせず置けるようになりました!!
色こそ少し濃くなってしまいましたが、木肌の感じはそのままです。匂いも自然なロウのような匂いで気になりません。
これは木の質感を生かしたまま、防水性や防汚性を高めると言う意味ではお勧めできるワックスです。それに自然素材で安心!

無垢材で表面の痛みやシミを気にされている方がいましたら、試してみてください!

未晒し蜜ロウワックス、お勧めですよ!!!

モバイルバージョンを終了